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省エネ・創エネ・蓄エネを総括した活エネの時代へ

エネルギーのトレンドの変遷は、無駄を無くする(言い換えれば我慢)省エネ、太陽光発電・風力発電(自然からの恩恵)などからエネルギーを創り上げる創エネ、創ったものを蓄えて利用する蓄エネでした。
そしてこれからは創って蓄えたエネルギーを潜熱させて活かして使う活エネの時代になっていきます。

iWall system(アイウォールシステム)の基本原理

高気密・高断熱住宅の問題点とも言える「冬期間の日射による過度な室温上昇(オーバーシュート)」を蓄え、夜間の寒い時間帯にシフト(ピークシフト)することで、暖房エネルギーを削減することから始まっています。


PCM&Eプラスター塗込

エコマット
iWall system(アイウォールシステム)の基本構成

ヒートポンプ式暖房に適した低温水暖房をゆっくり循環させる毛細管マット(エコマット)を壁に埋め込み、その上に25℃を境に蓄放熱する性質を持つ潜熱蓄熱材(PCM)を塗り込んでいます。

この事により、日中に日射熱などの過剰エネルギーを蓄熱し、日没後の寒い時間帯に放熱します。このピークシフト効果により日射熱の夜間利用が可能となり暖房エネルギーを削減することができます。また、一般的なヒートポンプ式暖房の場合、温水を45℃~60℃前後で循環させますが、アイウォールの場合30℃前後の低温水を循環させますのでヒートポンプ熱源機の投入電力も少なくて済みます。


PCM&Eプラスター二回目塗込完了

ホタテ漆喰完了&完成
FPの家+アイウォールシステム+ホタテ漆喰

低温水(30℃前後)をゆっくり循環させて放熱するエコマットから外壁面に熱を逃がさないためにも、高気密・高断熱の建物(器)が必要不可欠になります。その器部分を担うのが「FPの家」です。少ないエネルギーで快適な生活を送るためにも高気密・高断熱の「FPの家」は欠かす事ができません。

そして更に快適で尚かつ省エネルギー効果の高い低温暖房のアイウォールシステム+FPの家に青森県産のホタテから構成されたホタテ漆喰クリーム「ブレスウォールグリーン」(レッツBUYあおもり新商品事業 認定商品)で仕上げます。この事により漆喰の呼吸する壁が住まう人と環境を健康にします。

石戸谷裕二教授からのごあいさつ

  2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、電力の需給バランスが著しく不均衡になり、全国的な省エネルギー対策が喫緊の課題となってきました。産業分野などに比較して、省エネルギー技術の導入が遅れている民生分野、とりわけ住宅の省エネルギー化は重要です。

 一方、現代人が人工環境下で活動する時間は年々長時間化する傾向にあります。一日の延べ滞在時間は、一般的なオフィスワーカーで23時間、小中学生で22時間にも達しています。これほどまでに長い時間を自然と隔絶された状況におかれることは、人間の長い歴史の中でも希有の経験といわざるを得ません。社会環境の変化が原因とはいえ、これが我々の受けている心理的、生理的な強いストレスの原因のひとつとなっていることは、疑いのないところです。

 つまり、現代社会を持続可能なものにするためには、快適で健康的な環境を維持しながら、エネルギーの消費量を抑制する技術が求められているわけです。1980年以降、冬の暮らしの改善にむけて「高断熱・高気密住宅」の普及が全国的に推進されてきました。現在では、消費者の間でもこの技術が一つの品質尺度として普遍的に認知されるまでになり、寒さのない住宅によって四季の変化、とりわけ「冬」というかけがえのない自然の価値を楽しむことができる時代へと移行してきたといえます。しかし、高断熱・高気密住宅も技術的には成熟したものとなった結果、新たな省エネ技術の開発が期待されるようになりました。

 私が主催する室内気候研究室では、このような社会的要請に応えるために、潜熱蓄熱技術を木造住宅に適用して快適環境を醸成しつつ、省エネルギーを達成するシステムの開発を進めてきました。「iWall」という愛称で呼称しています。iWallによって従来の高断熱・高気密住宅に高い蓄熱性能を持たせることで、日射や内部発生熱を効率よく利用して、RC外断熱住宅並みの安定した室内環境を実現するとともに、暖冷房用エネルギーの大幅な削減が実現できます。現在、産学の連携的な研究の成果として、全国に17棟の実験住宅が建設され、実用化に向けた継続的な実証実験が行なわれています。検証の結果、冬期間の暖房エネルギーを50%以上抑制され、より高性能な建築部材の開発も進められています。


北海道職業能力開発大学校 石戸谷裕二教授

略歴
1957年北海道生まれ。室蘭工業大学建築工学科を卒業後、民間、公的機関、大学などで省エネルギー技術を研究。2007年北海道職業能力開発大学校建築施工システム技術科教授。工学博士。専門分野は建築環境工学。


北海道職業能力開発大学校 校舎

建築施工システム技術科 実習場

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